株式会社とは
●株式会社とは、株式を発行し株主がそれを買うことによって資金を調達し、取締役がその経営をする法人のことです。
株式が公開されていれば、誰でも株を購入できます。購入すれば株主になることができますね。もちろんこれはあくまでもある程度大きな株式会社の話です。
このような大きな会社の場合は
「株主≠取締役」
となっているのが一般的です。
ですから、会社の資本金を出資した株主のためにうまく会社を経営し、できるだけ多くのお金を配当するというのが、経営陣の使命ですね。
そのために従業員を解雇したり、コストをカットしたりして必死に利益を残そうとしますが、それもこれも株主のためということです。
もし営業努力にもかかわらず会社が倒産してしまった場合は、株主の出資したお金は返ってこなくなります。でもそれ以上の責任を追う必要はありません。ですから会社が与えた損害まで賠償する必要はないのです。
それではそのように会社が倒産してしまった場合、取締役の責任はあるのでしょうか?
社長が豪遊していた、会社のお金を使い込んでいた、などのような場合は他の取締役も含めて株主から「株主代表訴訟」という訴えを起こされる可能性があります。
●さてさて、それでは皆さんが設立されるような株式会社はたいてい、「大株主=取締役」のパターンですね。
株主も一人であったり、家族や知人などと一緒であったり、というパターンが多いです。
だったら株主に配当を残さなくて良いし、
株主から追及を受けることはないし、
だから経営努力をせずにいきなり会社のお金で豪遊するなんてことはありませんよね。
たいていの場合は会社で事業資金を借りるときは社長が個人保証をさせられます。つまり会社の借金に社長個人が保証人にならなければならないのです。
いくら法律上は株主の責任は出資した資本金が帰ってこなくなるだけといっても、会社経営が失敗すると社長個人の財産も全て失うことになります。
ですから、「大株主≠取締役」の大企業のパターンよりも中小企業の方が必死になるのは当然のことですね。