別の行政書士事務所から転職してみて

もともと自分自身は何か資格や特技、学歴があるわけではなく、子育てしているときに何か資格を取って将来に役立てたい、と思い宅建士の資格の勉強を始めました。

そのときの法律関係科目が自分にとっては面白く、宅建士を取った後も勉強を続けたいなーと漠然と考えたときに行政書士という資格を見つけて好奇心から勉強を始めようかなと。

好奇心から始めたことなので合格後どうするかなどは全く考えていませんでしたし、そもそも行政書士が実際にどのような仕事をしているかなども全然知らなかったんです。

もちろん行政書士試験の勉強中は合格後のことは全然考えずに、子育てと勉強と忙しい時間を過ごしていました。

合格した後、さてどうしようかな、となったんですが、ちょうど子育ても落ち着いてきたこともあって幸いパートで司法書士事務所に勤務することができました。

登記の補助や相続手続きも新鮮で楽しくできたのですが、私が行政書士資格を持っているということからたまに許認可手続きについても質問を受けるようになってきたんです。

とはいっても行政書士の資格を持っているだけで許認可の手続きなんて全然知りませんでしたし、必死で役所の手引きを見たり、役所に質問したりして何とか回答をしているうちに、許認可の手続きって結構奥が深くて面白いな、と思えるようになってきました。

これはちゃんと行政書士業務をやっていきたい、という思いが強くなり、行政書士事務所で働きたいと、行政書士事務所へ転職することになりました。

ただ、そこは他士業との兼業の事務所で、許認可は事務所のメイン業務ではなかったので、業務に費やす人員も時間も環境も限られた中で、大量の案件に向き合わなければなりませんでした。

深くお客様へ対応したり、いろんなことを探ってみたりなどはとてもできず、目の前の書類を一心に片付けているだけ。

当然のように長時間労働になるし、このままの働き方でいいのか、お客様へ親身な対応をするには独立するしかないのかと迷っているときにコントラストの求人を見つけました。

同じ業界で働いている友人から耳にする情報や、これまでに見てきた事務所の印象もありますので、求人の内容としては良いことを書いてあっても、現実は違うのではないか、ということはもちろん心配でしたし、
既に専門知識や実務経験が豊富なメンバーが揃っており、私が入社したところで、仕事を任せてもらえるのか、単純作業のみになってしまわないかという心配もしていました。

それと、たとえ自分が成長しても成長に応じた昇給があるのか、ということももちろん心配でした。
行政書士の仕事自体に昇給が不可能なのでは、とも思っていましたし。

実際入社してみると、様々な業務を担当したいという私の意向をくんで、新入社員の私にすぐ様々な業務や顧客を任せてもらい充実しています。

また事務所としても建設業に特化しているということもあって、実績やノウハウが豊富で特定の人ではなく事務所全体で共有していて、同じような仕事をしていても気づきがたくさんあって自分自身の成長を実感できています。

心配していた給料についても事務所にきちんと評価制度や昇給制度が決められていて、成長に対して還元されているんだなと安心しました。

まだコントラストに勤務してから1年も経っていませんが、労働環境がとてもいいと感じています。

例えば、分かりやすいところで言えば事務所内での各自に与えられた机が大きく、備品も行き届いていてとても作業がしやすいです。

また常に業務改善が行われており、効率化が徹底されていて無駄がなく、業務に集中できます。

これまでの私は書類作成だけで手いっぱいで、お客様からの相談対応に労力を費やすことが難しかったのですが、コントラストでは、お客様にとって何が最適なのか、将来を見越してどうすべきなのかを全員が意識しながら業務に向き合っています。

全員がそのように前向きだからか事務所内の雰囲気もとても柔らかくて居心地がいいですね。

また、私は自宅が遠方のため通勤時間がもったいないと思っていたのですが、今は在宅で週に2日ほど仕事をさせてもらっています。
私のような主婦にはとても働きやすく従業員それぞれに合うように環境を提供してくれていると思います。

せっかくこのような環境で働けるので、知識・経験を深めることで提案力をつけて、お客様から安心して任せてもらえる行政書士になりたいと思っています。

2023年入社 東京事務所 工藤光恵