バーテンから行政書士事務所へ

大学の法学部卒業、ということもあって行政書士事務所に入った、というのは分かりやすい、ありきたりな経歴かもしれませんが、行政書士事務所にたどり着くまでは私の経歴は結構変わっているかもしれません。

大学卒業後の若いころは飲食店をやってみたいという夢があり、バーテンとして4年ほど修業してから、自分のお店のカフェ・バーを開業したことがあります。

自分のお店も4年ほど頑張ってとても楽しかったですし、良いお客さんにも恵まれたのですが、このままではなかなか大変だな、ということでお店をたたみました。

それからは家族のためにも安定した職業に就こうと思っていろいろと探してみたのですが、やはり法律系の仕事が自然と目に留まりましたね。

そこで司法書士事務所にまず就職しました。

当時とても勢いのあった過払い金請求をメインとする事務所でしたが、仕組みがとてもうまく出来上がっているため、自分自身が関与するところがいつもパターン化されて決まっているため、これなら誰でもできてしまうんじゃないかな、と。

仕事の仕組みとしては素晴らしいと思ったのですが、自分自身としてはやはりもっと力をつけたいし、もっとお客さんとも直接会話して、役に立ちたい、そのような願望を持つようになり、そのときに目にしたのがコントラストの求人でした。

行政書士なら何となくお客さんと近く、幅広い業務ができるのではないか、とも思ったんです。

とは言ってもやはり気になるのは仕事内容。

求人には建設業の許認可に特化している、と書いてありましたが、それがどんなものか今まで全くかかわったことがなく検討がつかない、

さらには、そもそも行政書士って資格も聞いたことがあるだけで身近にいたこともありませんし、私も資格を持っていない、

しかも結婚して子どもも生まれたばかりでしたから、これからずっと養っていけるだけの給料があるのかどうかも心配でした。

不安がいっぱいの中でしたが採用されて、実際に働きだしたのですが、結構最初のイメージとは違うところが多かったです。

士業ってどうしても堅苦しいイメージがありますし、以前の司法書士事務所もあまり周りと会話することもなかったんですが、コントラストでは事務所内での雰囲気も柔らかいので上司や周りの同僚にも質問しやすいのはありがたいですね。

それこそ採用直後から仕事内容を教わって数多くの業者さんの手続きに絡むことができ、同じような申請でもそれぞれ違っていて、メリハリがあって、調べてみることも楽しいですし、上司にも確認しながら責任をもって仕事を進めることができ充実しています。

そうやって仕事を進めているうちに、今は入社4年目になり、コントラストが建設業関係に特化しているだけあって相当な分量の手続きをすることができ、かなりこの分野での自信はつきました。

当初心配していた給料も確かに最初は安かったと思いますが、経験や実績をきちんと評価してもらっていると思います。

まだ私は行政書士の資格を持っていないにもかかわらず資格の有無ではなく経験や知識で評価されているというのがありがたいですが、今後はやはり行政書士の資格を取得して、さらに活躍する、お客様にも事務所内でもミスなく信頼されていく、というのを目標にしています。

また、こんな分野の手続きを案内すればお客様にも喜ばれるのでは?
ということを提案しても、やってみよう!と言われることが多いので、新しい分野への挑戦も合わせてしていきたいなと思っています。

2020年入社 大阪事務所 永瀬直人